栄寿会の想い
Message

一生しあわせな町をつくろう。

「これからの人生を、栄寿会で過ごしていく」

そう決心してくださったすべての方と、
ご家族の想いに、私たちは応えたい。
利用者様お一人おひとりが、いつまでも自分らしく、
豊かな日々を過ごせる老人ホームでありたい。

その想いを実現させるために、
栄寿会は、町づくりから福祉を考えます。

自然に恵まれ、人が温かい、寄居と小川。
私たちの町の豊かさが、ホームの暮らしの充実に
まっすぐつながっていると思うから。

いつかくる未来。思い描くのは、
自分らしく生きる人であふれ、
支え合いの空気に満ちた町。

そんな町にある老人ホームは、
きっと、いつもにぎやかで、
だれもが心から笑っていると思うのです。

ごあいさつ

こんにちは、理事長の馬場です。このホームページに初めて来てくださった方の中には、「介護施設が、なぜ町づくり?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。ただ、私たちが取り組む町づくりは、利用者様の幸せにつながるものだと確信しています。とかく、介護施設という場所は、世の中から切り離された場所になりがちです。歳とともに、体の自由が効かなくなっていく。その上に、地域との関わりがなくなり、家族とのふれあいも少なくなってしまうと、どうでしょうか。多くの人は、気力・体力の衰えに拍車がかかかってしまうでしょう。

当法人では、できうる限り、外にひらかれた施設運営をしてまいります。ご家族や地域の関係性が、もっともっと深まるような福祉事業を行なっていきたいと思っています。もしそれがおせっかいだとしても、利用者様の暮らしを豊かにし、人生の選択肢を広げることに繋がると思うからです。少子高齢化が進む、寄居と小川。この2つの町で、私たちは町づくりをはじめます。高齢者が、そしてすべての世代の人々が、幸せに暮らせる地域コミュニティをつくっていきます。さて、これからご紹介するのは、私たちが目指す未来のこと。「こんな町を実現しよう」という宣言文として、5つの未来像を掲げました。

未来その1 世代を超えた交流
栄寿会はこれから、地域の学校や保育園・幼稚園、企業や商工会との連携をさらに強めていきます。高齢者の経験や知恵を、若い世代へ。子どもや若者のエネルギーを、高齢者へ。それぞれの長所を活かして支え合い、みんなが先生、みんなが生徒になって一緒に学んでいく。この町では誰もが顔見知りで、嬉しいことも、苦しいことも分け合って生きていきます。
未来その2 多様な生き方、働き方の福祉施設
「介護」に決まりきった正解はなく、人の数だけ可能性があります。今、ありがたいことに、栄寿会には全国各地から就職してくれる人がいます。運動が得意な人、絵や音楽が得意な人、ITに強い人…。個性豊かな人材が、それぞれの得意分野を活かしていきいきと働けたら、ご利用者様の生き方も豊かに広がっていくと思うのです。
未来その3 地域経済の活性化
昔と比べると、ずいぶん人通りが少なくなってしまった商店街。でも、福祉施設にはたくさんの人がいます。そこで、施設のご利用者様が気軽に外出できる仕組みを整えたり、企業や商店を施設に招いて、マルシェを開いたり。高齢者がもっと経済活動を楽しみ、みんなが元気に商売をできる機会を増やしていきたいと思います。
未来その4 人とモノが集まる場所
コンサートに講演会、マルシェや展示会…etc。これから栄寿会は、地域にひらかれた福祉施設として、様々なアイデアを実現していきたいと思っています。そうして、大人も子どももお年寄りも、みんなの個性が輝く場所へ。人とモノがどんどん集まり、たくさんの交流が生まれる場所へ。そのにぎわいは、きっと町の希望になるはずです。
未来その5 超高齢化社会のロールモデル
少子高齢化が加速する、寄居町と小川町。遠い未来、もしも町の人口が減り続けていたら、施設の運営もままならないかもしれません。でも、大丈夫。私たちがめざす「一生しあわせな町」は、助けが必要な人をみんなで見守り、地域ぐるみで福祉を実現していく町だから。これから超高齢化社会へと向かっていく日本では、ちいさな町こそ最先端かもしれない。みんなが後に続きたくなる町をつくれたら、素敵だと思いませんか?
ずっとずっと、暮らしていきたい町へ。これからの栄寿会に、どうぞご期待ください。